メタルカードに関する発表が、ダイナースクラブとJCB側でありました。
公式のニュースリリースは下記の通りです。
・プレミアムメタルカードに新デザイン「ブラック」を追加ならびに発行手数料改定のご案内
・JCB、「メタルカード」10 月 22 日(火)より発行開始!
国際ブランドであるダイナースとJCBが、ほぼ同時期に発表ということで金属製クレジットカードが話題となっています。
今回はダイナースクラブとJCBにおけるメタルカードの比較をしています。
それではさっそくいきましょう!!
目次(読みたいところをクリック!)
ダイナースクラブメタルカード新デザイン「ブラック」が登場
ダイナースクラブは2022年メタルカード「シルバー」の登場、そして今回、新デザインとして「ブラック」の追加発行ができるようになりました。
ブラックのメタルカードは多くの会員から要望あるということでそれに応えたということになります。そして、既存のシルバーと併用して保有することが可能です。
つまり、ダイナースプレミアムカード(プラスチック)、メタルカード「シルバー」と「ブラック」の3つを同時保有することが実質可能ということになります。
ただし、それぞれのカード番号はすべて異なる点に注意が必要です。
アプリで一括管理可能ですが、請求明細、口座は別管理となります。
※口座を同一にすることは可能
JCBザ・クラス「メタルカード」が登場
続いて、JCBザ・クラスのメタルカードです。
こちらは、JCBで初めてのメタルカードの登場ということになります。
ダイナースクラブ同様、JCBも顧客からの熱い要望に応えたということになります。
JCBザ・クラスに付帯する二枚目のクレジットカードとなり、メタルカードは既存のJCBザ・クラスとカード番号が別になります。この点は、ダイナースクラブと同じく注意が必要です。
カード券面は、JCBザ・クラスの象徴ともいえるペガサスのロゴを彫り込まれ、重厚感あるデザインとなっています。
ダイナースクラブのメタルカード「ブラック」が登場したことで、今後、JCBメタルカードにも「ブラック」登場を期待する声が聞こえてきそうですね。
ダイナースとJCBメタルカードの違いは?
それでは、ダイナースクラブとJCBのメタルカードを比較していきます。
【メタルカード比較】ダイナース/JCB
クレジット カード |
ダイナースクラブ プレミアム メタルカードブラック |
ダイナースクラブ プレミアム メタルカードシルバー |
JCB ザ・クラス メタルカード |
国際 ブランド |
Diners Club | Diners Club | JCB |
年会費※1 | 無料 ※メタルカードの 年会費 (本会員:143,000円) |
無料 ※メタルカードの 年会費 (本会員:24,200円) |
無料 ※メタルカードの 年会費 (本会員:55,000円) |
発行手数料 | 30,000円(税込) | 20,000円(税込) | 30,000円(税込) |
発行形態 | 付帯カード (新デザイン) |
付帯カード | 付帯カード |
家族カード | 家族会員1名につき、 各デザイン1枚まで 発行可能 |
家族会員1名につき、 各デザイン1枚まで 発行可能 |
家族会員も 発行可能 |
カード番号※2 | シルバーと 別番号 |
ダイナース プレミアムカード (プラスチック) と別番号 |
ザ・クラスと 別番号 |
※1.無料は、あくまでメタルカードの年会費に対してとなります。
本会員の年会費は通常通り発生します。
※2.カード番号に関して、メタルカードはすべて別番号となります。
ダイナースクラブとJCBザ・クラスのメタルカードの違いとしては、下記の点になります。
- メタルカードのデザイン種類
- 発行手数料
- 国際ブランドシェア
順に説明していきます。
メタルカードのデザイン種類
JCBザ・クラスはメタルカードが1種類のみということになります。他にデザインを選択することはできません。
一方、ダイナースクラブは既存の「シルバー」と、新デザインの「ブラック」のどちらかを選ぶことができますし、両方保有することも可能です。
また、ビジネスプレミアムカード会員専用のデザインとしてもブラックのメタルカードを発行することができるようになりました。
以上のことから、ダイナースクラブはJCBに比べてメタルカードの選択の幅が広いと言えます。
発行手数料
発行手数料については、JCBメタルカードが3万円(税込)、ダイナースクラブの新デザイン「ブラック」が3万円(税込)と同額の発行手数料となっています。
ただし、ダイナースクラブはすでに「シルバー」のメタルカードが存在しており、発行手数料が2万円(税込)と1万円(税込)安い手数料となっています。
そのため、JCBのメタルカードは少し割高な印象があります。
もし、今後JCBのメタルカード「ブラック」が登場の可能性があるとすれば、発行手数料をどう設定するのか気になるところです。
国際ブランドシェア
メタルカードに限った話ではないですが、ダイナースクラブとJCBの国際ブランドの違いについても触れておきます。
国際ブランドは、世界中の国や地域で利用できるクレジットカードのブランドのことです。
シェアが高ければ、それだけカード決済できるところが多いということになります。
日本におけるクレジットカードの国際別ブランドシェア率では、ダイナースクラブよりJCB側の方に軍配が上がります。
出典:イプソス株式会社「2020年キャッシュレス大規模調査」
また、世界シェアでも同様に、JCB側に軍配が上がります。
JCBは世界シェアをあげるべく、東南アジアにも取り組みを強化しています。
・JCB、GHL グループと提携し、 マレーシア、タイ、フィリピンの JCB 加盟店網を拡大
海外(ハワイ、グアム、東南アジア)においてはJCBカードも急速な広がりを見せています。
メタルカード入手条件とは?インビテーション必須
ダイナースクラブ及びJCBのメタルカードは誰もがすぐに入手できるわけではありません。
ダイナースクラブ及びJCBのメタルカードを入手するためには、
それぞれ「ダイナースクラブプレミアムカード」、「JCBザ・クラス」を保有していることが前提条件となります。
どちらのカードも、下位カードから利用実績(クレヒス)を磨いてインビテーションを受け取る必要があります。
では、どうしたらインビテーションを受け取ることができるかについてお伝えしていきます。
残念ながら、公式でインビテーション条件を公開しているわけではありませんので、
あくまで僕が入手した実体験や他入手者の情報を集約したうえでお伝えしている点、ご了承ください。
ダイナースクラブプレミアムカードのインビ条件とは?
ダイナースクラブプレミアムカードを保有しないことには、メタルカードの発行することすらできません。下位カードである、ダイナースクラブカードから利用実績を積み重ねる必要があります。
インビ対象のクレジットカード
クレジット カード |
ダイナースクラブカード |
年会費 | 23,400円(税込) |
入会資格 (年齢) |
非公開 |
公式HP | ダイナースクラブカードに申し込む |
ダイナースクラブカードから利用を開始して、まずは、ダイナースクラブプレミアムカードのインビテーションが届くのを待ちましょう。
年間決済額:200万〜500万円
ダイナースクラブプレミアムカードのインビテーションを受け取るためのポイントは、年間決済額と継続です。
年間決済額に関しては、200万円〜500万円が目安になっています。幅が少し広いのは、社会的属性(職業・役職など)に影響される可能性がありそうです。
JCBザ・クラスのインビ条件
JCBザ・クラスのメタルカードを入手するためには、JCBザ・クラスの保有が必須です。
インビ対象のクレジットカード
JCBザ・クラスのインビテーションを受けるには、下記のカードで利用実績を積み重ねる必要があります。
クレジット カード |
JCBプラチナ |
年会費 | 27,500円(税込) |
入会資格 (年齢) |
25歳以上で、 本人に安定継続収入のある方。 学生不可 |
公式HP | JCBプラチナに申し込む |
クレジット カード |
JCBゴールド |
年会費 | 新規入会限定で 初年度年会費無料。 2年目以降は11,000円(税込) |
入会資格 (年齢) |
原則として20歳以上で、 本人に安定継続収入のある方。 学生不可 |
公式HP | JCBゴールドに申し込む |
年間決済額:100万円以上
JCBザ・クラスのインビテーションを受け取るうえで重要なポイントは、ダイナースクラブと同様、年間決済額と継続です。
ダイナースクラブと大きく違う点は、年間の決済額にあるといえそうです。
僕の実際の入手した経験上、JCBは、年間の決済額100万円以上を毎年継続達成することでインビテーションが届きました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にまとめです。
- メタルカードの発行手数料はJCBの方が少し割高
- メタルカードのデザイン種類はダイナースクラブの方に選択肢がある
- 国際ブランド、日本シェア及び世界シェアともにJCBに軍配が上がる
- メタルカードはすべて既存のカード番号と異なる
- ダイナース、JCBのメタルカード発行はそれぞれ最上位カードをまず入手してから
- 最上位カードのインビ条件を受けるポイントは年間決済額と継続性
それではまた!!