今回は、カンボジアでメジャーな感染症である「デング熱」の話です。
一時期日本でも発症が確認され、騒ぎになったので知っている方も多いと思います。
デング熱は蚊を媒介として感染します。
デング熱の詳細についてはこちらの政府広報オンラインで詳しく記載されているので参考にしてみてださい。
ぼくがカンボジアに住んでいるときに、カンボジア人でデング熱を発症して亡くなった人がいると聞いたことがあるので注意が必要です。
(ちゃんと医療機関で治療すれば問題ないのですが、カンボジアのように発展途上国では、十分に医療を受けられないこともあります。)
まあ、とにかくデング熱の予防は蚊に刺されないということですね。
それなら余裕だと思ったそこのあなた、
カンボジアで蚊に刺されないというのは至難の業なんです。
カンボジアではどこに行っても蚊が大量にいます。
だから、四六時中気を付けるなんてことはできないです。
ぼくも住んでいた1年間で数えきれないほど蚊に刺されました。
もう100回以上は余裕で刺されています。
ただ幸いなことに、ぼくはデング熱を発症したことはありません。
運が良かったのか、デングウイルスをもった蚊に刺されなかったからのかわかりませんが、
いずれにしても、カンボジアで1発も蚊に刺されないで過ごすなんてことは難しいと思ってください。
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蚊の対策を万全にしていた友人が発症した!
これは、ぼくの友人の女の子なのですが、デング熱に感染したくない一心でひたすら虫除けスプレーを使ったりしていましたが、
カンボジアに来て一週間ほどで発症してしまいました。
彼女は虫除けスプレーを常に持っていて、事あるごとにスプレーを使うなど蚊の対策を十分すぎるくらいやっていました。
それでも発症してしまうことがあるのです。
虫除けスプレーでは完全に防ぐことはできないです。
当然、蚊に刺されないために虫除けスプレーが有効なのは言うまでもありませんが、完全に防ぐのは難しそうです。
デング熱には予防接種がない!!
予防接種をすればいいのではないかと思いたいところですが、
残念なことに、
日本国内で利用可能なワクチンや治療薬はないのが現状です。
治療法は対症療法が主となります。
ないものを言っても仕方ないですね。
デング熱の対策は?!
予防接種がないとなるとどのような対策が有効なのでしょうか?
在住経験者として、デング熱の予防は次の3点を気を付ければ大丈夫だと思っています。
対策①虫除けスプレー
虫除けスプレーでは完全に防げないと言っておきながらも、やはり持参してスプレーすることをおすすめします。
蚊に刺されるリスクが低減するのは間違いないですからね。
対策②長袖や長ズボンを着用する
カンボジアは気温が高く暑いので、長袖や長ズボンだと暑いかもしれませんが、
蚊の対策としては有効なのでおすすめです。
虫除けスプレーよりも効果があるかもしれません。
しかも、カンボジアはホテルやタクシー、カフェといった室内では冷房ガンガンに効いていて、かなり寒いので、
長袖、長ズボンはあった方がいい場合もあります。
対策③健康な状態で渡航すること
対策①と②も重要なのですが、それ以上に対策③が一番大事だと思っています。
デングウイルスは感染しても発症しないことが多くあります。
免疫が落ちているときほど注意が必要です。
カンボジアに行くと決まった際は、旅行当日までに体調を万全にしておくことが大切です。
ぼくの友人がデング熱を発症したことを伝えましたが、カンボジアという発展途上国にきて、ストレスが掛かって体調を崩していました。
その時にデング熱に感染して発症しています。
体調を崩しているときほど注意が必要です。
慣れない土地にいるだけで、ストレスが掛かって体調を崩してしまうなんてことはよくありますよね。
健康な状態であれば感染しても発症しないようなので、この点をお忘れなく!!
渡航する場合は厚生労働省の公式ページでも事前に確認しておくことをおすすめします。
余談
今回はデング熱について書きましたが、カンボジアでは狂犬病にも注意が必要です。
狂犬病は発症すると100%の確率で死ぬらしいです。
蚊も注意が必要ですが、犬にだけは何がなんでも噛まれないでくださいね。(笑)
こちらの記事で、狂犬病についても触れているので興味ある方はみてみてください。
カンボジアでは、日本で起こらないような感染症が多く存在しています。
発展途上国ですし、衛生環境が良いとは言えないので仕方ないのですが・・・
ですので、カンボジア旅行する場合は、感染症に関する知識など事前にしっかりと対策をしておくことが重要です。