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【キリングフィールド解説】所要時間は?ポルポトとは何者か?

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くるパー
どうも、くるくる天然パーマです。当ブログにアクセスいただきありがとうございます!

この記事では、カンボジアのキリングフィールドについて書いています。

 

経済発展が著しく、世界遺産のアンコールワットがあるなど、観光スポットとしても有名なカンボジアですが、実は悲しい歴史を抱えている国でもあります。

 

カンボジア国民の平均年齢がどのくらいかご存じでしょうか?

 

なんとカンボジアの平均年齢がなんと24歳と言われています。

 

なぜこんなにも若いのでしょうか?

 

その理由には、悲しい歴史と大きく関係があります。

 

今回は、カンボジアの悲しい歴史について触れていきます。

 

少し内容が暗く重たいので、ここから読み進める場合は注意願います!!

 

カンボジアの悲しい歴史!

カンボジアには悲しい歴史があります。

 

それは、

 

ポルポトを中心としたクメール・ルージュによって、1975年~1979年の約4年間でカンボジア国内の各地で大量の大虐殺が行われていたことです。

 

殺された人の人数は、推定300万人!

 

当時のカンボジアの総人口が800万人といたとされておりますから、国民の半分近くが殺されたということになります。

 

その虐殺が行われた地が「キリングフィールド」と呼ばれ、そのキリングフィールドは、カンボジア国内に300カ所以上あるとされています。

 

普通、大虐殺と聞いて想像するのが、他国の侵略などによって行われると思いますよね?

 

このカンボジアでの大虐殺はそれとは違います。

なんとカンボジア人がカンボジア人を虐殺していたのです。

 

同じ民族同士による悲劇なのです!

 

カンボジアの平均年齢が低い理由は、この虐殺が関係していたのです。

 

ポルポトとは何者か?

ポルポトとは何者なのでしょうか。

 

ポルポトの本名は、サロット・サル。

 

ポルポトは毛沢東を崇拝しており、1940年代にフランスの共産党(共産主義者となる)に入り、カンボジアに戻って教師となりました。

そこで求心的な力で仲間を集め勢力を拡大していきました。

 

最終的には、民主カンプチア首相になった政治家で、クメール・ルージュの中心的な指導者であり、この大虐殺を引き起こした張本人です。

 

なぜ「クメール・ルージュ」による大虐殺が行われたのか?

では、なぜ大量虐殺が行われたのでしょうか?

 

キリングフィールドの地に足を踏み入れることで、その事実を知ることができます。

 

この記事では、要点だけをお伝えしていきます。

詳しく知りたい場合は、実際に自分の足でこの地に行くことをおすすめします!

 

それではみていきましょう!

 

プノンペン制圧!赤いクメールとは?

1975年4月17日、ポルポトを中心とした軍隊がプノンペンに攻め入りました!

 

ポルポトの政権は、クメール・ルージュ、赤いクメールと呼ばれていました。

赤いクメール
赤:共産主義を表す色
クメール:伝統的なカンボジアの民族のこと

プノンペンを制圧した後、48時間以内に、学校や会社、娯楽施設、宗教施設、工場、警察署、病院から人々が強制退去させられていきました。

わずか、3日のうちにプノンペンは空っぽの町になりました。

 

1975年4月30日まで続いた、ベトナム戦争によって、爆撃や恐怖から逃れるために地方からプノンペンに逃げてきた人たちが多くいたのですが、この強制退去によって、行く場所をなくしました。

 

そのため、食料もなく餓死して命を落とす人が多くいたそうです。

 

ポルポトが目指した社会とは?

ポルポトが目指した社会とはいったいどのようなものだったのでしょうか?

 

ポルポトは、資本家と労働者の関係を壊そうとしていました。

 

金などの強欲な資本を持っている人を批判し、農民こそが英雄であると主張しました。

つまり、資本家が労働者より上なのではなく、労働者こそが素晴らしく価値ある人間だということです。

 

ゼロから新しい社会を作り上げることを掲げ、共産主義元年をスタートさせました。

 

農村部にいる10代の若者を中心に、軍隊を構成していきました!

 

無知な人々を洗脳させて行くという最低なやり方ですね、、

 

虐殺の対象となった人は知識人?

虐殺の対象となった人はどのような人たちなのでしょうか?

 

それは、主には知識人とされる人です。

虐殺の対象となった知識人?

・きちんと教育を受けた人
・外国語が話せる人
・柔らかな手をした人
・眼鏡をかけた人
・僧侶
・都市のすべての人
etc.

 

柔らかな手した人とか、もう意味不明ですよね、、

 

こんなのは、大量無差別殺人の何物でもありません!

 

3年8ヶ月で300万人を大虐殺!

ポルポトを中心としたクメール・ルージュによって、3年8ヶ月の間に、300万人ものカンボジア国民が犠牲となりました!

 

どうしたら、こんな酷いことができるのでしょうか。

全く理解不能です、、

 

クメール・ルージュによる大虐殺を知るうえで重要な2つの場所!

ここまで簡単に要点を触れましたが、ポルポトを中心としたクメール・ルージュをより深く知るために、カンボジアで行くべき2つの場所があります。

 

それは、

 

プノンペンにある「トゥールスレン虐殺博物館」と「チュンエク大量虐殺センター(キリングフィールド)」です。

 

いずれにしても、今は観光スポットとなっているものの、訪れて気分が良くなる場所では決してありませんので、行く場合は注意してくださいね!!!

 

どちらも見学場所としてつらいですが、個人的な意見でいうと、「トゥールスレン虐殺博物館」の方が、「チュンエク大量虐殺センター(キリングフィールド)」より気分が悪くなると思います。

 

あくまで参考程度に、、

 

それでは、この2つの場所について触れていきますね。

 

トゥールスレン虐殺博物館

 

このトゥールスレン虐殺博物館では、ポルポトが目指す世界に反する人物を反逆罪の罪でここに連れてきて、拷問・処刑を行っていた場所です。

 

数万人が収容され、生きて出て来れた残れた人はたった8人と言われています、、

 

トゥールスレン虐殺博物館への行き方

トゥールスレン虐殺博物館へは、プノンペン市内にあります。

なので、場所によっては歩いてい行くことも可能です。下に地図を載せておきますので、参考にしてみてください。

 

トゥールスレン虐殺博物館入場料は?

トゥールスレン虐殺博物館の入場料は5US$です。

音声ガイドをもらえるので、ガイドを聴きながら回りましょう!

 

見学にかかる時間は?

見学にかかる時間は、1時間~1時間半くらいです。

音声ガイドをしっかりと聴いて回るとまあまあ時間がかかります。

 

チュンエク大量虐殺センター(キリングフィールド)

続いて、チュンエク大量虐殺センター(キリングフィールド)です。

トゥールスレンに収容され、拷問を受けたあとに最終的に連れて来られて、殺されたのがこのキリングフィールドです。

 

さきほどもお伝えしましたように、このキリングフィールドはカンボジア全土に300カ所以上あるとされています。

このプノンペンにあるキリングフィールドは、その300あるうちの1つです。

 

トゥールスレンで拷問を受けた後、夜中、手足をしばられた状態でトラックに乗せられて、このキリングフィールドの地に連れて来られました。

ここでに連れて来られた人は、ただ移動するとだけしか聞いてなかったそうです。

 

まさか、殺されるために移動させられているなんて思っていなかったかもしれません。一筋の光を抱いていた人もいたのかもしれません。

 

その願いも虚しく、全員殺されてしまいました!

 

 

このチュンエク大量虐殺センターは、そのすべての悲しみを弔うための、慰霊塔が立てられている場所でもあります。

1988年にカンボジア政府によって建てられました!

 

【慰霊塔】

 

ちなみにこの慰霊塔の中には、殺された人の頭蓋骨が大量に収められています。

慰霊塔の内部に入って頭蓋骨を目の前で見ることができます。

また、その頭蓋骨を見れば、どんな殺され方をしたのかがわかります。

 

心臓が強くない方は中に入らない方がいいかもしれません、、

 

キリングフィールドへの行き方

このチュンエク虐殺センターは、プノンペンの市内からトゥクトゥクで20分~30分くらいで着くことができます。

 

移動までの注意として、

舗装されていない道路も走るので、土埃などが激しいためマスクや布などで口元を守った方がいいです!

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チュンエク大量虐殺センターの入場料は?

チュンエク大量虐殺センター入場料は6US$です。

 

ここでは、音声ガイドをもらうことができます。※上記の入場料金には、音声ガイド分も含まれています。

 

ちなみにこの音声ガイドは、14カ国分用意されています。

ここでの悲劇をより多くの人々に知ってもらいたいという意思がしっかりと伝わってきますね。

日本語の音声ガイドもあるので、必ず借りましょう!

 

見学にかかる時間は?

チュンエク虐殺センターは、音声ガイドを聴きながら敷地内を回るようになっています。

 

敷地内はそれほど広くはありませんが、音声ガイドを聴きながら回ると、だいたい1時間30分は掛かると思います。

 

ここに訪れた外国人観光客は、みな音声ガイドを聴きながら、ここでの悲劇にショックと悲しみを感じています。

 

グループで訪れた人たちもほとんど、会話をせず、音声ガイドに聴き入っています。

 

こどもを殺すために使われたキリングツリー!

こちらの写真は、「キリングツリー」と呼ばれ、こどもを殺すために使われた木です。

 

かなり衝撃的ですね、、

 

虐殺の対象となったのは、大人だけではありません。こどもも躊躇なく殺されています。

 

なぜ、この木がこどもを殺すために使われたとわかったのか?

 

それは、この木にの人間の脳みそなどがこびり付いてるのを発見し不思議に思った人が、写真右の小屋あたりを掘ってみたら、こどもの死体を無数に発見したからです。

 

この木に、こどもの足をもって、頭を叩きつけて殺し、投げ捨てることが行われた場所なのです。

 

人の断末魔をかき消すマジックツリー!

こちらの木は、「マジックツリー」と呼ばれるものです。

 

この木の枝に音楽を鳴らす音響を置いて、とてつもない爆音で音楽を流していました。

 

なぜ、音楽を爆音で流す必要があったのか?

 

それは、殺害される人間の断末魔をかき消して、殺害していることをこらから殺害される人たちに知らせないためです。

 

本当に本当に残酷すぎて、言葉になりません。

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カンボジアの若い人たちにも教育を実施!

こうした悲劇を二度と繰り返さないために、カンボジアの学生たちなど若い世代にしっかりと教育しているようです。

 

【キリングフィールドに見学に来ていた学生たち】

実際に、見学で来ていた学生たちに遭遇しました。

 

このような教育はとても重要ですね!

 

このような悲劇が二度と起きないように祈るばかりです。

 

それではまた!!

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