カンボジアにはアンコールワットなど有名な世界遺産があって、日本人の海外行きたいランキングに必ずといっていいほど載っているくらい人気ですよね。
でも、カンボジアはまだまだ発展途上国です。
衛生環境が良いとはいえません。
僕はカンボジアの田舎に1年ほど生活、首都のプノンペンで入院した経験があります。
カンボジア旅行で特に気を付けたい感染症は「狂犬病」です。
デング熱なども十分注意したいのですが、狂犬病は発症したら100%死ぬ恐ろしい病気です。
カンボジア旅行では狂犬病に注意!
カンボジアには野良犬がたくさんいます。
やつらは、朝や昼間はおとなしいのですが、夕方から夜中にかけて非常に危険な存在となります。
アンコールワットがある、シェムリアップなどの観光地ではそれほど見かけませんが、観光地から少し離れた場所や、田舎では、野良犬がたくさんいます。
野良犬には本当に気をつけた方がいいです。
やつらは、普通に噛みついてきますから・・・私は、幸いにも噛まれたことはないですが、追いかけれたことは数知れず・・・
カンボジアではデング熱が一般的な病気で、注意が必要なのは間違いないのですが、万が一感染して発症しても、十分直る可能性があります(とはいえ、死亡率も低くないので細心の注意は必要)。
でも、狂犬病は100%死にますからね。
ちなみに狂犬病ウィルスを持っているのは犬だけではありません。猫やこうもりなどの動物も危険です。
狂犬病ウイルスを持っている動物に噛まれたらオワリです。
と、ここまで怖い話をしましたが、発症する前に対処すれば助かります。
万が一、犬に噛まれたらするべきこと
もし、犬に噛まれたら、まずは噛まれた箇所を清潔な水で洗うことです。
まあ、カンボジアに清潔な水があるわけではないので、ミネラルウォーターがいいかと思います。
そして、最も大事なのは、即病院に行って注射(ワクチン)を打つことです。ただし、犬に噛まれてから24時間以内がタイムリミットです。
それまでに注射を打たなければなりません。これは絶対に忘れないでください!!
狂犬病は非常に怖い病気ですが、注射さえ打てれば発症することはありません!
渡航する前に、厚生労働省の情報をしっかりと確認しておきましょう!
もちろん、渡航する前に狂犬病の予防接種を打つことが望ましいのですが、3回ほどは注射をする必要があります。
数日間、旅行に行く程度でればこれはかなり面倒です。
だからこそ、噛まれないことが最大の予防なので、犬や猫、こうもりなどを見かけたら近づかないことが一番の予防になります。
チワワのようなかわいい犬はいないので、近づくことはまずないと思いますが・・・
そして、夜はあまり出歩かないことです。
カンボジアは魅力的な国ですが、旅行する際は動物などには細心の注意を払うことを忘れずにしましょう。
今回は、狂犬病についてです。日本で犬に噛まれて発症する危険はもうほぼないですが、カンボジアではいまだに、犬などに噛まれて狂犬病を発症して死亡する人が多くいます。カンボジア旅行する際など、注意が必要です。